ポスドクの妻

職業柄、当然多くのポスドクを知っているのだが、その副産物として多くの「ポスドクの妻」の方々にもお会いしている。(「ポスドクの夫」も多く知ってはいるが、大体彼らもまたはポスドクである。またの機会に言及しよう)


ご存知の通り、多くのポスドクは、将来に不安を抱え、勤務時間は不定期、2-3年ごとに引越し、、、と、なまじ恋愛&結婚に対しては不利な条件ばかりである。

個人的な印象ではあるが、このような恋愛弱者であるポスドクの妻となった人物にはある程度共通した特徴があるように思う。
(「妻もポスドク」という事例も多いが、ここでは「妻は一般人」の場合に話を絞ろう)

1. 内面をしっかり見る
大体、ポスドクなんて年収は低いし将来も約束されていない。ルックスは十人十色だろうが、ステレオタイプ的にはあまりファッションに気は使わない。時間も研究に割くことが多いし、いわゆる人間を「物件」として見る方々にはマイナスばかりである。そんなポスドクを選ぶ人は、「内面」を見て、「この人となら苦楽を共に出来る」と判断している方が多いように思う。

2. しっかり者である
一般的にポスドクは社会に出たことがなく、「研究業界のルール」に従い生きてきた。
そのため少々一般常識に疎いケースもある(少なくとも僕はそうだ)。そういったポスドクを支える妻の方々は、しっかり者で、芯がある女性が多いように思う。

3. 孤独に強い
多くのポスドクは仕事柄勤務地が2-3年ごとに変わる。そのため、遠距離恋愛を経て結婚、という人が多いし、結婚してもまた同居はできない、というケースも多い。そのため、ほとんどのポスドクの妻は孤独に対して耐性がある。


あくまでも僕の少ない経験を基にしているので例外も多いだろうが、それなりに当てはまるのではないだろうか?